
更年期と視力低下の意外な関係
1. 思いがけない「見えにくさ」に気づくとき
「最近、スマホの文字がにじんで見える」
「夕方になると目がかすんで疲れる」
「老眼鏡を作ったばかりなのに、もう合わなくなってきた気がする」
40代、50代の女性の方から、そんな声をよく耳にします。
実はこれ、単なる“老眼”だけでは説明できないケースもあります。
生活の変化や体のリズムに加えて、更年期特有の体の変化が目に影響していることがあるのです。
今回は「更年期と視力低下の意外な関係」について、長岡市で日々お客様の目と向き合っている私たちの視点からお話しします。
2. 更年期と「見え方」の変化の関係
更年期の女性に多く見られる視力の変化には、いくつか特徴があります。
(1) 老眼の進行が早く感じられる
年齢とともに水晶体の弾力が落ち、近くにピントを合わせづらくなります。
これは誰にでも起こる自然な変化ですが、更年期の頃には「急に進んだ」と感じやすいのです。
(2) ドライアイによるかすみ
涙の質や量が変わることで、目の表面が乾きやすくなります。
すると目がゴロゴロしたり、視界がかすんで見えたりします。
冬の乾燥した空気や、冷暖房の効いた室内では特に強く出ます。
(3) 見え方の変動
「朝はよく見えていたのに、夕方はかすんでしまう」といった声もあります。
体調や環境に左右されやすく、メガネが合わなくなったと感じる原因の一つです。
(4) 白内障の進行
年齢とともに水晶体が濁り始める白内障も、更年期世代で少しずつ進行します。
視界が全体にかすんだり、夜の車のライトがまぶしく感じるのはそのサインの可能性があります。
3. 「ただの老眼」と思っていませんか?
「見えにくいのは年齢のせいだから仕方ない」と考える方は少なくありません。
ですが、実際には老眼だけではなく、ドライアイや白内障など複数の要因が重なっていることが多いのです。
老眼鏡を作っても「まだ合わない」と感じる方は、目の状態を丁寧に確認することが大切です。
4. 長岡市で暮らす日常と目の疲れ
長岡市は四季の移り変わりがはっきりしており、夏は蒸し暑く冬は乾燥や雪の照り返しが強い地域です。
こうした環境は目にも大きな影響を与えます。
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冬場の乾燥でドライアイが悪化しやすい
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雪道のまぶしさで目が疲れやすい
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夏の冷房による乾燥でかすみやゴロゴロ感が出る
「最近、見え方が変わった」と感じたときは、こうした環境の影響も無視できません。
5. 具体的にどんな症状がある?
長岡市のお客様からよく伺う「更年期世代の見え方の変化」をいくつか挙げます。
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スマホや本の文字がかすんで二重に見える
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パソコン作業の後、目の奥が重だるい
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車の夜間運転でライトがにじんで危ないと感じる
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夕方になるとメガネが合わなくなる気がする
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涙が出ているのに目が乾いた感じがする
これらはすべて「更年期と視力の変化」が関係している可能性があります。
6. 私たち都屋兄弟商会でできること
当店(都屋兄弟商会)では、メガネの販売だけでなく、OPD-ScanⅢという精密な測定機器を使った検査も行っています。
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遠視・近視・乱視の度合いを詳しく測定
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両眼でのバランスを分析
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光のにじみや波面収差を確認
これにより、視力変化の原因をより詳しく知ることができます。
7. 見え方の変化を放置すると…
「まだなんとか見えるから」と放っておくと、次のようなリスクがあります。
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メガネが合わないまま使い続け、頭痛や肩こりの原因になる
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車の運転中に視界が不安定になり、事故のリスクが高まる
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文字の読み間違いから仕事や日常生活に支障が出る
見え方の小さな違和感は、生活の質(QOL)を下げる大きな原因になり得ます。
8. まとめ:定期的なチェックが安心につながる
更年期世代の視力低下は「単なる老眼」ではなく、
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老眼の進行
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ドライアイ
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白内障の始まり
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見え方の変動
といった複数の要素が関わっていることが多いのです。
長岡市で暮らす皆さんにとって、地域特有の気候や生活習慣も見え方に影響しています。
だからこそ、
定期的な眼科受診と、精密な屈折検査で自分の目の状態を確認することがとても大切
です。
「年齢のせいだから」とあきらめる前に、一度しっかりチェックしてみませんか?
私たち都屋兄弟商会も、地域の皆さまの“快適な見え方”をサポートしてまいります。