大切な形見時計・思い出の時計を蘇らせる|修理・オーバーホール実例紹介
「もう動かないけれど、捨てられない時計がある」
「直るか分からない。でも、できるならまた使いたい」
形見の時計や、思い出の詰まった腕時計について、
私たちは長岡で何度も、こうしたご相談を受けてきました。
時計は単なる“時間を知る道具”ではありません。
そこには、
・家族と過ごした時間
・人生の節目
・大切な人との記憶
が刻まれています。
この記事では、実際に都屋兄弟商会でお預かりした修理事例をもとに、
「修理前 → 修理後」のストーリーを交えながら、
思い出の時計が再び動き出すまで をご紹介します。
なぜ「形見時計」「思い出の時計」は修理を迷ってしまうのか
形見や思い出の時計の修理相談で、多くの方が口にされるのが次の言葉です。
-
「古いから、もう無理かもしれない」
-
「高額になりそうで怖い」
-
「断られたら、気持ち的に辛い」
こうした不安があるのは、とても自然なことです。
だからこそ私たちは、まず“話を聞くこと”を大切にしています。
実例①:祖父の形見として受け継いだ腕時計
修理前の状態
長岡市内にお住まいの50代男性。
お持ち込みいただいたのは、30年以上前の機械式腕時計でした。
-
何年も動かしていない
-
ガラス内部が白く曇っている
-
時間が大きく遅れる
他店では
「部品がないかもしれない」
「預かれない」
と断られてしまったそうです。
お話を伺って分かったこと
この時計は、お祖父様が毎日身につけていたもの。
亡くなられた後、ずっと引き出しにしまっていたとのことでした。
「直るなら、特別な時だけでも身につけたい」
その言葉が、とても印象的でした。
修理内容と判断
店内で状態を確認したところ、
-
内部に湿気による軽いサビ
-
潤滑油の完全な劣化
-
精度を狂わせる汚れ
が見つかりました。
幸い、主要部品は再使用可能。
分解整備(オーバーホール)を行えば、復活できる状態でした。
修理後
オーバーホール後、
・精度は日常使用に問題ないレベルまで改善
・曇りは完全に解消
・巻き上げもスムーズに
「また動いているのを見た瞬間、胸がいっぱいになりました」
とお客様。
実例②:母から譲り受けた時計が“水入り”で停止
修理前の状態
40代女性のお客様。
「防水のはずなのに、気づいたら曇って止まってしまった」とのご相談。
状態を確認すると、
-
ケース内部に水滴跡
-
パッキンの完全劣化
-
ムーブメントに水入りによる不具合
が見られました。
修理前の不安
「母が大切にしていた時計なので、
壊れていたらと思うと怖くて…」
この“気持ちの部分”も、私たちは大切にします。
修理内容
-
内部の完全分解洗浄
-
劣化パッキン交換
-
防水チェック
-
精度調整
状態を一つひとつ説明し、
「今後どう使えば長持ちするか」もお伝えしました。
修理後
曇りは解消され、
問題なく日常使用できる状態に回復。
「母の時間を、これからは自分が引き継いで使います」
そう話される姿が、とても印象的でした。
実例③:動いているけれど“遅れ”が気になる時計
「止まってはいないけど、1日に5分も遅れる」
これは、オーバーホールの典型的なサインです。
修理前
-
見た目はきれい
-
しかし内部油は完全に劣化
-
摩耗が進み始めている状態
このまま使い続けると、
部品交換が必要になるリスクがありました。
修理後
早めの分解整備により、
-
摩耗を最小限で食い止め
-
精度が安定
-
将来的な高額修理を回避
「もっと早く相談すればよかった」とのお声をいただきました。
都屋兄弟商会が「安心して任せられる」と言われる理由
① 国家資格を持つ時計修理技能士が対応
修理はすべて、国家資格・時計修理技能士が判断・作業します。
できないことは、正直に「できない」とお伝えします。
② 修理前の説明を大切に
-
どこが悪いのか
-
なぜ修理が必要なのか
-
どこまで直せるのか
を、専門用語を使わず説明します。
③ 気持ちも一緒に預かる意識
形見や思い出の時計は、
「モノ」ではなく「記憶」です。
だからこそ、
無理な修理はすすめません。
一緒に考える姿勢を大切にしています。
修理を迷っている方へ
-
直るか分からない
-
相談するだけでも大丈夫?
-
見積もりが怖い
そんな方こそ、一度お話を聞かせてください。
点検・相談だけでも構いません。
決めるのは、その後で大丈夫です。

まとめ|思い出の時計は、まだ時間を刻めるかもしれません
動かなくなった時計でも、
「もう終わり」と決めてしまう前に、
一度、状態を見てみる価値はあります。
思い出の時計が、
またあなたの腕で時を刻み始める。
そのお手伝いができることを、私たちは誇りに思っています。
形見時計・思い出の時計の修理・ご相談は、
どうぞお気軽にお声がけください。