弱視用メガネ、いつまで続くの?先が見えず不安なお母さんへ
「このメガネ、いつまで掛けるんだろう?」
眼科で弱視のためのメガネを勧められ、毎日きちんと掛けさせている。でも、半年後なのか、数年後なのか、それともずっと必要なのか分からない。
お子さんのために必要だと分かっていても、“いつまで”が見えないことは、お母さんにとって大きな不安ではないでしょうか。
先に一番大切なことをお伝えします。
弱視用メガネをいつまで掛けるかは、メガネ店やご家庭で決めることではありません。眼科でお子さんの目の状態を確認しながら、眼科医が判断します。
今回は長岡市で子どものメガネのご相談を受けている都屋兄弟商会が、「いつまで続くの?」というお母さんの不安を、見え方の専門家の立場から整理します。
まずは眼科での定期的な確認が大切です
弱視とは、視力が育つ時期に何らかの理由で十分な視力が発達していない状態です。
弱視の種類によって治療方法は異なりますが、屈折異常がある場合には、適切なメガネで網膜に鮮明な像を届け、視力の発達を促すことが大切とされています。ニチガン
だからこそ、
「最近よく見えているみたいだから、もう外してもいいかな」
と自己判断するのではなく、眼科で定期的に視力や目の状態を確認することが大切です。
日本眼科医会も、遠視性弱視などのメガネについては眼科を受診して作ることが必要だと説明しています。日本眼科医会
「視力が上がった=メガネ卒業」とは限りません
ここが、お母さんが特に迷いやすいところです。
眼科で、
「視力が良くなってきました」
と言われたら、
「それなら、もうメガネはいらないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、弱視の改善と、メガネが必要なくなることは同じ意味ではありません。
たとえば屈折異常が原因の弱視では、視力が発達しても、遠視・近視・乱視などの状態が残っていれば、その後もメガネが必要になる場合があります。日本弱視斜視学会も、弱視の種類によっては視力が改善した後も眼鏡装用が必要になることを説明しています。日本弱視斜視学会
つまり、
「弱視の治療はどうなっているか」
と
「今後メガネが必要か」
は、分けて考える必要があります。
では、いつまで掛けるの?
残念ながら、
「○歳になったら終わり」
「○年間掛ければ大丈夫」
という一律の答えはありません。
弱視の原因や程度、左右の視力、屈折状態、視力がどのように育っているかなどによって違うからです。弱視は早く見つけて治療を始めることが重要ですが、経過は一人ひとり異なります。日本眼科医会
ですから、お母さんが目指すのは、
「いつ終わるかを自分で予想すること」ではなく、「今、何のために掛けているのかを眼科で確認しながら続けること」
です。
次回の診察で、
「今はどんな状態ですか?」
「このメガネは今、何のために必要ですか?」
「今後どのように見ていくのでしょうか?」
と聞いてみるのもよいでしょう。
先の全部が分からなくても、「今どこにいるか」が分かるだけで、不安は整理しやすくなります。
子どもが嫌がると「いつまで?」がもっと重くなる
毎朝、
「メガネ掛けてね」
と声を掛ける。
学校へ行く前にずれていないか確認する。
帰宅すると外している。
そんな日が続けば、
「これをあと何年続けるんだろう……」
と思うのも自然です。
でも、お子さんがメガネを嫌がる理由は、見た目だけとは限りません。
鼻や耳が痛い、ずれる、重い、傾くなど、掛け心地に困っている場合もあります。
都屋兄弟商会では、子どもの顔の形や成長に合わせたフィッティングを行い、掛け具合の調整やネジの緩み、鼻パッドの交換などのアフターケアにも対応しています。都屋兄弟商会(旧ミヤコヤ)
治療そのものは眼科。
毎日きちんと掛けられるメガネに整えることはメガネ店。
それぞれ役割が違います。
新しいメガネなのに見えにくいなら「慣れ」で済ませない
弱視用メガネを新しく作ったあと、
「前より見えにくい」
「ぼやける」
「片方の目が見づらい」
など、お子さんが見え方そのものを訴える場合は、まず眼科を受診してください。
「作ったばかりだから、そのうち慣れるだろう」とご家庭だけで判断しないことが大切です。
一方で、
「鼻が痛い」
「耳が痛い」
「すぐずれる」
といった掛け具合については、メガネ店で確認できます。
この二つを分けて考えると、お母さんも「どこへ相談すればいい?」と迷いにくくなります。

「ずっと続くかも」と今から決めなくて大丈夫
「弱視用メガネ、いつまで続くの?」
その答えが今すぐ分からないことに、不安を感じる必要はありません。
大切なのは、
今の目の状態は眼科で確認する。
そして、今必要なメガネを毎日快適に使えるようにする。
その積み重ねです。
長岡市や近隣地域で、眼科から処方箋を受け取ったあと、
「子どもが掛け続けやすいフレームを選びたい」
「ずれるので調整してほしい」
「成長して掛け具合が変わってきた」
というときは、都屋兄弟商会へご相談ください。
“いつまで”を決めるのは眼科。
“今日も気持ちよく掛けられる”を支えるのがメガネ店。
先が見えないときほど、今できることを一つずつ整えていきましょう。