長岡でメガネを作る50代女性へ 試着した時と“度付き完成後”で顔が違って見える理由
「お店で掛けたときは、すごく似合っていたのに……完成したメガネを掛けたら、何となく印象が違う。」
鏡を見て、
「目が少し小さく見える?」
「頬の輪郭が違って見える?」
「横から見るとレンズが思ったより厚い?」
そんな経験はありませんか?
これは必ずしも「フレーム選びに失敗した」という意味ではありません。
実は店頭で試着したフレームと、あなたの度数が入った完成品では、同じフレームでも顔の見え方が変わることがあります。
その理由は、試着時にはまだ存在しなかった「度付きレンズ」が、完成後には顔の一部になるからです。
試着用レンズは、完成品のレンズとは違います
メガネ店でフレームを試着するとき、多くの場合は度の入っていない試着用のレンズが入っています。
つまり、その段階では、
フレームの形。
色。
大きさ。
顔とのバランス。
などを中心に見ています。
ところが完成品には、実際にあなたの目に合わせた度付きレンズが入ります。
そこで初めて、
「フレーム+度付きレンズ」で完成した顔
になるのです。
ですから店頭試着で気に入った印象と、完成後が100%同じになるとは限りません。
理由① 近視のレンズでは目が小さく見えることがある
近視に使われるマイナスレンズには、レンズ越しに見えるものを小さく見せる性質があります。
そのため度数によっては、
メガネ越しの目が、裸眼や試着時より小さく見える
ことがあります。
特に度数が強くなると、レンズ越しに見える顔の輪郭が内側へずれて見えることもあります。
HOYAも、度数が強いメガネではレンズによる顔の輪郭のゆがみが気になる場合があり、レンズ設計や素材、フレームサイズなどによって見え方が変わると案内しています。 HOYA VC
だから、
「試着したときは目元が華やかだったのに、完成したら少し印象が違う」
ということが起こるのです。
理由② 左右の度数が違えば、左右の印象も変わる
右目と左目の度数が同じとは限りません。
例えば、
右 S-2.00D
左 S-4.00D
のように左右差があれば、目が小さく見える程度やレンズの厚みにも違いが出ることがあります。
すると正面から見たときに、
「片方の目だけ少し小さく見える」
横から見れば、
「片方のレンズだけ厚い」
と感じる場合があります。
これは以前の記事でもご紹介したように、レンズそのものが顔の見え方へ影響しているためです。 都屋兄弟商会(旧ミヤコヤ)
理由③ レンズの厚みがフレームの印象を変える
試着用レンズは薄くても、実際の度数によっては完成品のレンズに厚みが出ます。
特に近視用レンズは、一般的に度数が強くなるほど周辺部が厚くなります。
さらに最終的な厚さは、
・度数
・レンズ設計
・レンズ素材
・フレームの大きさ
などでも変わります。 HOYA VC
例えば、大きめの細いメタルフレーム。
試着時にはとても軽やかに見えても、度数によっては完成後、横からレンズの厚みが見えやすくなることがあります。
逆に、フレームサイズなどを考えて選ぶことで、厚みを目立ちにくくできる場合もあります。
フレーム選びは、度付きになった完成形まで想像することが大切なのです。
理由④ レンズの「反射」も目元の印象を変える
完成後に意外と存在感が出るのが、レンズ表面の反射です。
実際のレンズにはさまざまなコーティングがあり、その種類によって反射色の見え方も異なります。
ホワイト系の反射色で目元の見え方を意識したコーティングもあります。 HOYA VC
つまり、
透明なレンズだから見た目には関係ない
とは言い切れません。
写真を撮ったとき。
人と向かい合ったとき。
照明の下に立ったとき。
完成後のレンズも、フレームと一緒に目元の印象を作っています。
だから「似合うフレーム」だけでは決めない
ここがメガネ専門店としてお伝えしたいポイントです。
店頭で、
「この形、似合いますね」
だけで終わるのではなく、
あなたの度数を入れたら、どんな仕上がりになりそうか
まで考えることが大切です。
例えば、
「近視が強いけれど、大きいフレームが好き」
「左右の度数がかなり違う」
「レンズの厚みをできるだけ目立たせたくない」
「写真で目が小さく見えるのが気になる」
こうした希望も、フレームを選ぶ前にぜひ教えてください。
都屋兄弟商会では“完成後”まで考えて選びます
都屋兄弟商会では、フレームを単なるファッションとしてではなく、視力補正用具としての機能も含めて考えています。
また、お顔に合わせてフィッティングしたあと、VISIOFFICE3で目とレンズの位置関係を0.1mm単位で測定しています。 都屋兄弟商会(旧ミヤコヤ)
レンズによっては、フレームの前傾角や目とレンズの距離などの装用条件を設計へ反映するタイプもあります。 HOYA VC
つまりメガネは、
フレームを選ぶ
→ 度数を入れる
→ レンズを選ぶ
→ 顔に合わせる
→ 目とレンズの位置を確認する
ところまで考えて完成します。

試着した鏡の中だけで「正解」を決めなくても大丈夫
50代になると、メガネは顔の印象を大きく左右するもの。
だからこそ、
「完成してから思っていたのと違った」
は、できるだけ避けたいですよね。
長岡市や近隣地域でメガネを選ぶ際には、
「このフレーム、私の度数が入ったらどんな感じになりますか?」
とぜひ聞いてください。
そして今のメガネで、
「目が小さく見える」
「横からの厚みが気になる」
「試着したときとの印象差が気になった」
という経験があれば、それも大切な相談材料です。
メガネ選びのゴールは、試着した瞬間ではありません。
あなたの度数のレンズが入り、実際に顔へ掛けた――
“完成後の一本”まで想像して選ぶ。
それが、長く気に入って使えるメガネ選びにつながります。