50代女性の遠近両用メガネ レンズの“小さな刻印”は傷じゃない?
メガネを拭いているとき、光の角度によってレンズの端に、
「小さな丸?数字?傷みたいなものが見える……」
と気づいたことはありませんか?
「いつ傷をつけたんだろう」
「新品のときからあった?」
でも、ちょっと待ってください。
遠近両用レンズには、最初からわざと付けられている、とても小さな“刻印”があります。
長岡市や近隣地域にお住まいの40代後半~50代女性へ。今回は、知ると誰かに話したくなる「遠近両用レンズの隠れた印」について、都屋兄弟商会が分かりやすくご説明します。
あの小さな印は「永久刻印」
多くの遠近両用レンズには、普段はほとんど気づかないほど薄い刻印があります。
これは傷ではなく、レンズを確認するために残されている永久的なマークです。
業界のガイドラインでは、遠近両用レンズには位置を確認するための基準マークや、加入度数、メーカーなどを示すマークを付ける方法が定められています。一般的な基準マークは左右に約34mm離して配置されます。thevisioncouncil.org
つまり、遠近両用レンズには、
「自分が何者なのかを示す小さな名札」
が隠れているようなものなのです。
刻印を見ると何が分かるの?
メーカーやレンズによって表示方法は違いますが、刻印は、
・レンズのメーカーや設計を確認する手掛かり
・ADD(加入度数)を確認する手掛かり
・レンズの正しい位置を確認する基準
などとして使われます。業界には刻印から遠近両用レンズの種類を識別するためのカタログまであります。thevisioncouncil.org
前回の記事でご紹介した「ADD」も、ここでつながります。
例えば遠近両用レンズでは、近くを見るためにどれだけ度数を加えているかを表すADDの情報が、刻印から確認できる場合があります。
普段は見えないところに、ちゃんと情報が残されているのです。
なぜそんな印が必要なの?
遠近両用レンズには、
上のほうに遠くを見る部分、
中央付近に中間距離、
下のほうに近くを見る部分
があります。
ところが、その境目に線が引いてあるわけではありません。
そこで、レンズを確認するときに必要になるのが刻印です。
刻印を基準にすれば、専門店側はレンズの配置をもう一度確認するための目印を再現できます。遠近両用レンズでは、こうした基準位置を使って加工後の状態を確認します。visionexpo.com
見えないほど小さなマークが、実はレンズの“地図の基準点”になっている。
ちょっと面白いと思いませんか?
「新品のレンズに傷がある!」と思わなくて大丈夫?
光へかざして角度を変えたときだけ見える、小さな丸や数字、記号なら、遠近両用レンズの刻印である可能性があります。
刻印は日常の視界を邪魔しにくいよう、目立たない位置・大きさで付けられています。thevisioncouncil.org
ただし、見つけた線や点がすべて刻印とは限りません。
例えば、
「最近突然できた長い線」
「爪で引っかいたような不規則な傷」
「視界の中央でいつも気になる」
という場合は、本当の傷やコーティングの変化など別の可能性があります。
無理に自分で判断せず、そのままお持ちください。
今使っている遠近両用レンズも、情報源になります
50代女性から、
「今の遠近、何を使っているか覚えていない」
というご相談をいただくことがあります。
数年前に作ったメガネなら、
メーカー名も、レンズ名も、ADDも忘れてしまって当然です。
そんなとき、現在のメガネそのものが次のメガネ作りの大切な資料になります。
刻印はレンズを確認する一つの手掛かりになりますし、
「遠くは楽だった」
「スマホを見る場所が狭かった」
「歩くと少し揺れを感じた」
という実際の使い心地も重要です。
都屋兄弟商会では、遠近両用を単に「遠くと近くが見えるレンズ」としてではなく、お客様の生活や見たい距離に合わせて考えることを大切にしています。都屋兄弟商会(旧ミヤコヤ)

次のメガネ相談には、今のメガネを持ってきてください
長岡市や近隣地域で遠近両用メガネをお使いの50代女性へ。
レンズに小さな印を見つけたら、
「傷かも!」と慌てて磨き続けないでください。
その印は、あなたの遠近両用レンズについて教えてくれる“大切な刻印”かもしれません。
「これって刻印ですか?」
「今使っている遠近は、どんなレンズですか?」
そんな質問でも大丈夫です。
現在お使いのメガネを都屋兄弟商会へお持ちください。
普段ほとんど見えない小さな刻印にも、メガネを正しく作り、確認するための意味があります。
遠近両用レンズは、見えるところだけでなく、見えないところにも工夫が詰まっています。